連続シンポジウム「東京の住宅地」の現在と未来

第1回:東京の住宅地の新たな潮流


 時代の潮流や刻々と変化する状況、それまでの課題や新たな課題、取組みなどを記録してきた「東京の住宅地」は第四版を迎え、人口減少・縮減の時代を迎えた今日の住宅地の課題や可能性を下敷きに、未来の東京圏と住宅地を考えたい。

日 時:2014年11月7日(月) 16:00~19:00

会 場:建築会館会議室(東京都港区芝5-26-20)

主 催:日本建築学会 関東支部 住宅問題専門研究委員会

 〈プログラム〉

趣旨説明:後藤智香子(主査/東京大学) 


主題解説:1.「東京の住宅地 第四版」の概要と意義

       全 体:佐々木誠(東京の住宅地WG主査/日本工業大学)

       第Ⅰ部:後藤智香子(再掲)   第Ⅱ部:中村美和子(エコロジー・アーキスケープ)

       第Ⅲ部:佐々木誠 (再掲)   第Ⅳ部:梅本舞子 (千葉大学)

     2.住宅地における研究・実践事例「郊外住宅地における住民主体のマネジメント ー多世代共生型まちづくりへ」:室田昌子(東京都市大学)

     3.地域横断的な実態・取組み事例「分譲住宅の先進事例」:高山登(街並景観プランナー)

討  議:司会・佐々木誠 (再掲)

連続シンポジウム「東京の住宅地」の現在と未来

第2回:人口減少期の住宅地の現状と住民主体の取組み


 第四版のメインパートで、同時代の課題に直面する地域毎の実態や取組みに関する事例を収録した第Ⅲ部「研究・実践事例」のうち、「人口減少期の住宅地の現状」から1題、「住民による主体的な取組み」から2題、執筆者に報告していただいた。

 いずれも郊外住宅地の事例で、空洞化が一貫して進む団地、住民主体でコミュニティマネジメントに取り組む団地、住民主体で緑豊かな環境の管理に取り組む住宅地といった特徴をもつ。こうした事例を踏まえながら、東京の郊外住宅地を持続可能とするための視点や方策について考えたい。

日 時:2014年11月21日(金)14:00~17:00

会 場:建築会館会議室(東京都港区芝5-26-20)

主 催:日本建築学会 関東支部 住宅問題専門研究委員会

〈プログラム〉

趣旨説明:後藤智香子(主査/東京大学) 


主題解説:

     1.「郊外住宅地の実情と将来予測・天川団地の事例」中村美和子(エコロジー・アーキスケープ) 

     2.「こぶし団地の半世紀:労働組合がつくった住宅団地」森田芳朗(東京工芸大学)

     3.「緑道と4つのコモン広場が結ぶコミュニティ:オーナーズコート守谷での事例」深井祐紘(東京大学)

討  議:司会・梅本舞子(千葉大学)

連続シンポジウム「東京の住宅地」の現在と未来

第3回:地域・多世代・学生の交流連携の多様な取組み


 第3回は、第Ⅲ部「研究・実践事例」のうち、「住民を超えた取り組み」から2題、執筆者に報告していただいた。いずれも郊外の住宅団地の事例であり、高齢化の進展を背景として、学生や医療施設、行政などの多様な主体と連携し、新たな取り組みを進めている事例である。こうした事例を踏まえながら、東京の高齢化が進む郊外住宅団地の未来を考えるための視点や方策について討議した。

 討議では、現場における合意形成へ向けたハードルやその解決方法、地道な取り組みを継続する事の重要性、居住者・学生・地元組織の主体性を育みつつ、学術研究側がいかに知識・技術的サポートを行うか等、た主体連携にあたっての現場レベルでのノウハウについて、活発な討議が行われた。

日 時:2015年3月3日(火)14:00~17:00

会 場:日本大学理工学部1号館(日本建築学会関東支部研究発表会開催会場)

主 催:日本建築学会 関東支部 住宅問題専門研究委員会

〈プログラム〉

趣旨説明:梅本舞子(千葉大学) 


主題解説:

     1.「郊外団地に入居する学生とのその活動〜武里団地と幸手団地の事例から〜」

       :佐々木誠(日本工業大学) 

     2.「活力ある超高齢社会をつくる次世代団地のあり方〜豊四季団地を事例に〜」

       :後藤純(東京大学)

討  議:司会・後藤智香子(主査/東京大学)